LINEの二匹目のドジョウを狙うべく(?)登場したトークアプリ「755」
一般人が有名人と話せることを売りにアイドルグループAKB48などをテレビCMに積極的に起用して大々的に露出している時期もあったけど、今じゃすっかり下火となっている
755のサービス名の由来はパーミッション?
CM公開当時は「755」というサービス名に対して「いいネーミングセンスだなあ」と感心したことを覚えている
というのも、755という数字はシステムエンジニアにとっては「パーミッション」と呼ばれるデータのアクセス権を示すとてもポピュラーなものだからだ
ファイルパーミッション(file permission)とは、ファイルごとに定義された、読み出し・書込みなどのアクセスに対する許可情報。
「自由にアクセスできるけど変えられない」という有名人との距離感を数字で表したIT業界ならではのウィットに富んだ表現なんじゃないかと勝手に唸ったものだ。
実はホリエモンの囚人番号
ところが最近この755のサービス名の由来について触れる機会があったのだけど、そんな粋な発想があったわけではなく当サービスを起案したホリエモンこと堀江貴文さんが収監されていた頃の囚人番号が由来だったらしい。
由来は「ホリエモンの囚人番号」 CM大量出稿で話題のトークアプリ「755」とはITmedia
衝撃。笑
サービスの収益化(黒字化)はできてなさそう
ちなみに冒頭でLINEの二匹目のドジョウと表現してしまったけど、サービスの収益化はできているのか気になったのでちょっと調べてみた。
運営元のサイバーエージェント社の2015年9月期第3四半期決算説明会では
http://pdf.cyberagent.co.jp/C4751/ZSDY/xz2h/bkwT.pdf
755の今後の成長戦略は?
芸能人・著名人に紐づくファンをベースにしたアプリだと、著しい成長拡大が見込めない。現在、サービスを転換中。今月から、サイバーエージェント本体の取締役を「755」の代表取締役に就任させ、一般ユーザー同士での交流や回遊を促すようにサービス 打開を進めていく。 冬にかけてリニューアルを行い、その後、一気に伸ばしていく考え。
と説明していたけど、その後の決算説明会では特に言及されておらず現時点での収支は不明だ。