【クーポンあり】評判以上!眼内レンズ手術(ICL)を品川近視クリニックで受けてきたのでその感想を。

出展:アイシーエル KS-AquaPORT より

 

2019年の終わりごろ、品川近視クリニック視力矯正の手術(ICL)を受けてきました。この記事では、

「ICLってなに?怖くないの?」
「品川近視クリニックって、評判や対応はどう?」
「施術後の経過は?目は大丈夫?」

といった情報を調べているかた向けに、私自身の体験情報を整理してまとめてみたいと思います。

記事は長いのでまず先に結論から言うと、ばっちり見えるようになりました。また術後経過もいたって良好です(両目視力 0.01→1.5)。メガネの弦(つる)の痛みやコンタクト着脱のわずらわしさから解放されてもう数年経ちますが、裸眼の生活は本当に快適です。なのでICLはやって良かったと思うし、かなり満足しています。ただ、術後はいくつかの問題に悩まされました(今は解決済みです)

このブログの中ではざっくり

・ICLを受けるまでの経緯
・品川近視クリニックについて
・術前術後の経過
・ICLを受けた感想

について触れてみます。

 

そもそも「眼内レンズ(ICL)」ってなに?

アイシーエル(ICL: Implantable Collamer Lens)は、眼内に人口レンズを埋め込む視力回復手術です。白内障手術の応用系として開発されたもので、眼球を数ミリ切開してそこから人口レンズを差し込むことにより視力の回復を試みます。うん、聞いただけでもおぞましいですね(自分でもよくやったなと思う)。

視力回復手術と聞くとまずレーシックの方をイメージする方も多いかと思いますが、あちらは角膜をレーザーで削って眼球そのものの屈折率を変えるやり方であり、焼いて削ってしまった角膜はもちろん元の状態に戻すことができません(不可逆的)。また術後は角膜表面がある種の「ケガ状態」となるため、人体の自然治癒能力でケガ状態から回復すると角膜の屈折率が少し戻ってしまうことがあるようです(近視の戻り)。

一方でICLは、埋め込んだレンズを取り出すことで手術前の元の状態に戻せます(可逆性を持つ)。また自然治癒能力で術後に視力がまた落ちてしまうといったこともありません。この可逆性を重視するかどうかが「レーシック vs ICL」のひとつの判断ポイントになるのかなと個人的には思います。費用にもかなり違いはありますが。

なお、眼内レンズの手術には人口レンズを差し込むスペースによって「前房型」と「後房型」の2種類があります。

・「前房型」→角膜と虹彩の間
・「後房型」→虹彩と水晶体の間

一般的には「後房型」が主流であり負担も少ないようなので、私もそれを選択しました。残念ながら虹彩と水晶体の間に人口レンズを差し込むスペースが足りない人は、「前房型」を選ばざるを得ないとのことです。

ICLのより詳しい解説はICL研究の公式ページでどうぞ。

なぜICLの手術を受けたのか

私の場合、以下のような背景(というか不満)が前からありました。

メガネが好きじゃない
→弦で耳が痛くなるし、スポーツやっているのでとにかく邪魔だった。
・コンタクトレンズで結構な額の小遣いが飛んでいた
→1Dayの使い切りタイプだったため年間7~8万円の出費をかけていた。
朝、コンタクトレンズの装着が面倒だった
→両目の装着に5分くらい要していた(めちゃくちゃ不器用)。
・夜、コンタクトレンズ外しが面倒だった
→レンズを着けたままよく寝落ちしてしまい、目がよくカピカピになっていた(単にずぼらなだけですが)。

で、決め手(後押し)になったのは以下の状況でした。

コンタクトレンズのストックが残り30枚近くなり、また半年分をまとめ買いするタイミングだった
→ネット通販(glens)である程度安くなるとはいえ、半年おきに7~8万円の出費はやっぱりお財布が痛かった。
妻が過去に品川近視クリニックで視力矯正手術を既に受けており、術後の経過も良好だった
→彼女の場合はICLではなくレーシックだったけど、2010年に施術して以来、特に今までトラブルもなく過ごしていた。
久しぶりにあった友人がICL手術を受けた直後で、「すごい良く見える、感動する!!」と謎のハイテンションで勧めてきた
→ICL手術を受けた人のほとんどはつい周りに勧めたくなる(自分もそう)。起きて時計の針がはっきり見える裸眼の生活は、本当に素晴らしいと思う。
臨時収入により年収が上がり(一時所得)、税金を試算してみたら数十万円も持っていかれることが分かったのでできるだけ節税したかった医療費控除に目を付けた)。
→所得が高い時期にやったほうが医療費控除で還付される額が増えるので、やるならもう今しかないと思った。

このあたりの事情は人それぞれですが、上記のうち一つでもかけていたら自分はたぶんICLを受けていなかったと思います。

品川近視クリニックについて

前述の通り、ICL手術は品川近視クリニックで受けました。

院の名前は「品川」近視クリニックですが、実際の場所は有楽町駅なので初回受診の際は特に注意が必要です。イトシアビルの13階にあります。

なぜ品川近視クリニックを選んだかというと、最大手で実績が一番多そうだから…という理由もさることながら、会社の福利厚生で数万円の補助が受けられたからというのが一番の理由です。

最大手だけあってか常勤の医療スタッフの数は目を見張るものがあり、執刀を担当する眼科医はもちろんのこと、看護師、視能訓練士※の有資格者の方がめちゃくちゃ多かったです。見た感じ医療スタッフは常時15~20人はいそうでした。

※Cの方向とか、赤◎緑◎の濃淡とかを聞いて丸眼鏡を調整してくれる人のこと。

品川近視クリニックの評判

Twitter で品川近視クリニックの評判を探してもなかなか出てきません。私のこの記事を含め、Google 検索で地道に体験者のブログを探して読むのがいいかと思います。

以下にレーシック体験者/ICL体験者のブログを載せておきます。

品川近視クリニックのクーポン

品川近視クリニックでは、優待クーポンを使うとICL手術費用が大きく減免されます

優待クーポンは品川近視クリニックで既にICL手術をした方から紹介を受けることで入手できます。もし友人や知人に紹介者がいない場合は、メールフォームからご相談ください。枚数には限りがありますが、クーポンを発行することが可能です(無くなり次第終了)。

▼参考(優待クーポンの減免額)

  • Lext(通常 34.9万円)10,000円OFF
  • アマリス750Zレーシック(通常32万円)50,000円OFF
  • クリスタルZレーシック(通常25万円)30,000円OFF
  • 品川イントラレーシックアドバンス(通常15.8万円)10,000円OFF
  • リーディングアイ(老眼治療)(通常29.8万円)10,000円OFF
  • リレックス スマイル(通常 31.9万円)20,000円OFF
  • リレックス スマイル2.0(通常 38.8万円)30,000円OFF
  • ICL ※-5D未満 (通常 46万円~)20,000円OFF
  • ICL ※-5D以上 (通常 53.7万円~)30,000円OFF

> クーポンをご希望の方はこちらから。クーポンの提出タイミングは初回受診時~会計前になります。

手術前について

予約

ICLはレーシック同様に日帰り手術が可能な視力矯正手術ではありますが、思いたったその日にすぐ受けられるわけではありません。

品川近視クリニックで受けるICL手術までの工程は、

・Web予約
・事前検査①
・事前検査②
・手術本番

となっていて、まずは「事前検査①」の日程を決めるところから始まります。事前検査①と事前検査②は同一日程にすることが可能で、自分は期間短縮をはかるために同一日程で予約しました(この場合、検査時間はだいたい4時間弱くらいでした)。

品川近視クリニックのWebページから検査を予約をすると同院のコールセンター(0120-412-049)から電話がかかってきて、フォームに入力した氏名や生年月日の確認が行われます。

この際、「直近1か月間で、コンタクトレンズをつけたまま朝を迎えたことはありますか?」と同時に確認されることになります。自分はこの質問にyesと答えたのですが、その場合は当該日から2~3週間ほどの休眼期間(メガネ生活)を設けないと検査はできない、と言われてしまいました。角膜がダメージから回復した万全の状態で検査をする必要があるようです。なお、仮にこの質問にNoであっても検査前の3日間ほどはやはり休眼期間(メガネ生活)が必要とのことです。

以下、電話で確認されたのは以下の項目です。

・氏名
・生年月日
・電話番号
・直近1か月におけるコンタクト着用寝落ちの有無
・支払い方法(クレジットカード/現金)
・クーポン利用や他者紹介の有無

検査予約が完了すると、以下のものを当日持参するようにと言われます。

・保険証※
・現住所が分かる身分証
・メガネ
・コンタクトの度数が分かるもの
・印鑑(シャチハタ可)
・クレジット or 現金(レンズ調達の内金 19万円)
・紹介クーポン(もし持っていれば)

※ICLは健康保険適用外の手術ですが、万が一のイレギュラー発生時の診療は保険適用内となるため持参してください、とのことでした。

事前検査

事前検査はおおよそ3~4時間かかります。平日仕事勤めの方は一日休をとることをお勧めします。

・視力検査(おなじみのCを見るやつ、「ランドルト環」と言うらしい…)
・度数検査(おなじみの赤◎緑◎の濃さを見るやつ)
・眼圧検査(おなじみの風が出るやつ)
・屈折力検査(おなじみの気球を見るやつ)
・虹彩検査(厳重な金庫を開けるときに当てられそうな緑の光線のやつ)
・網膜検査(なんか初めて見る高そうな機器)
などなど

大事な眼の検査だけあって、検査時間はかなり長いように感じました。

自分の場合、検査が長くて目が疲れてしまい一時的に斜視になってしまう「間歇性斜視(かんけつせいしゃし)」であると診断されました。本来斜視の方はICL不適合ということで手術は見送りとなるのですが、軽微かつ疲労による一時的なものであるため”ギリセーフ”という扱いで手術を受けられることになりました。

ちなみに斜視かどうかの検査は、おなじみの「黒いおたま」とボールペンの先っちょを使って寄り目が正しく行われるかで判断します。

手術当日に向けた準備(手術1週間~手術当日)

手術当日に向けて以下のことをする必要があります。

・抗菌用の目薬を1日5回差す(起床時・朝・昼・夜・就寝前)
・手術3日前からコンタクトレンズの使用を控える

手術当日は「有水晶体眼内レンズ(後房型)挿入手術同意書」という書類にサインをして、いざ手術台に乗ります。

手術中について

どのような格好で手術を受けるのか?

特に手術用の服に着替えることもなく、私服でオペが始まります。当然顔の周囲は消毒されますが。

手術中はメスを入れる片目の周囲を除き、顔全体にブルーのシート?をピタッとかぶせられます。空いている目の穴から自動で目薬を差す機材で眼球を潤しながらメスが入れられます。

手術中は意識はあるのか?痛いのか?

意識のある状態で手術しますが、痛みは全く感じないです(私は感じなかったです)。

待合室でオペの1時間前から5分おきに麻酔薬を自分で点眼し、手術中も麻酔薬を目尻から流され続けるため、痛覚は完全にゼロといって良いと思います。とはいえさすがに触覚は残っており、目をグイグイ押されているような感覚はありました。

メスは見えるのか?怖いか?

メスは見えません(私は見えませんでした)。

先端恐怖症の方もいるかもしれませんが、手術台の上にある照射ライトの光が凄まじいのでメスは視認できませんし、正直怖いというより眩しすぎて目を開けてられないという感じに近いです。どのくらい眩しいかというと、車のハイビームのライトをゼロ距離で凝視しなければいけないぐらい眩しいです。強い光源を見ると身体が反射的にこわばり目を閉じようとしますが、それを意識で我慢しなければならないのが辛かったです。

実際、何分くらいかかる?

先行の右目が10分くらい、後の左目が15分くらいでした(きっちり測ったわけではないので体感)。

手術後について(困ったこと)

目薬が苦い

これは手術前にも言えることなのですが、処方される点眼薬が「苦い」です

「なに目薬を食ってんだ?」と突っ込まれそうですが、人間の目と口は奥で繋がっているので点眼薬が自然と口まで下りてきてしまうのです。この点眼薬の味が食欲をそぎ落とすぐらい不味いのです。

処方された点眼薬を使い切るまでの1か月間ほどはこの苦みに本当に悩まされました。正直後述のハローグレアなんかより100倍気になると思います。

白目部分に少し血が残る

手術直後からしばらくは白目部分に赤い血が残りました。1週間ほどすると体内に自然吸収されていき、2週間できれいさっぱり血はなくなりました

幸い自分はあまり血が残らなかった方であまり痛々しい感じにはなりませんでしたが、人によっては残る血の濃さや期間が変わるかもしれませんね。

ハローグレア

ICLのハローグレアは、視界のなかに輪っかが浮かび上がる現象です。

ハローグレアの濃さは手術当日の夜がMAXで、信号機や街灯のようなあらゆる光源のすべてにくっきりした輪っかができ、最初はちょっと不安になりました(イルミネーションみたいできれいだな~とも少し思いましたが)。

手術日から日数を経過するごとにだんだんグレアが薄くなっていき、また意識の上でもだんだん気にならなくなっていきます。2週間もするとほとんど気になりません。今でも暗闇のなかで強い光源を見るとたまにフワッと浮かび上がってきますが、「あっ、久しぶりに見えた」ぐらいな感じです(たぶん完全にゼロになることはなさそう)。

体感してみないと何とも言えないかもしれませんが、気になって集中力が途切れたりストレスになったりするような輪っかではない、と個人的には思います。

メールフォームからご質問どうぞ!(回答する形で順次ブログに追記します)

品川近視クリニックでICL手術を受けることを検討している方でもし何か体験記で気になることがあれば、メールフォームからご質問ください。医者ではないので医学的なことは何も助言できませんが、かかった費用や術後経過の体調など、自身の体験に基づいたことは答えられます。